「身だしなみ」とは、ビジネスの場で人に不快感を与えないための配慮、と言われています。年齢や性別を問わず、誰に対しても好感を与え、ＴＰＯに合わせた服装を選ぶ必要があります。
「おしゃれ」とは、プライベートで自分のために楽しむものといえます。
流行を取り入れたファッションで自分を演出したり、表現したりする手段のひとつです。
「おしゃれ」は自己評価で、「身だしなみ」は他己評価で判断の基準が異なり、身だしなみを整えるとは、“自分の服装を見て、相手がどう感じるか”を考えることです。
ビジネスシーンでは、相手に「感じがよい」「しっかりしてそう」「信頼できそう」という印象を与えることが大切です。自分のおしゃれのセンスをビジネスシーンに持ち込む必要はありません。

心理学者のアルバート・メラビアンによると、人が相手の人となりを判断する場合、話し言葉7％、話し方38％で、外見・表情・身振り・しぐさなどが55％を占めるといいます。「人は見た目じゃない。」というものの、現実は見た目も大切なのですね。

（菅原）